ASDoQ大会2025にて、大会に参加する皆さんと気軽に意見交換できる場を設けました。開発文書の改善に関わる取り組みについて、参加している皆さんと議論を交わす機会としてご活用ください。参加者の投票により選ばれたポスターには、表彰を行います。ぜひ、ポスター発表にご応募ください。
| 日程 | 2025年10月31日(金) | 11:30 - 17:30 ポスター展示 ポスター掲示場所にてポスターの掲示をお願いします.展示のみで構いません.説明は不要です. |
| 17:00 - 17:30 ポスター発表ライトニングトーク 3分程度のプレゼンテーションをお願いします.発表時間は発表人数で調整します. |
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| 17:40 - 18:40 ポスター発表 ポスター形式での取組発表をお願いします. |
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| 場所 | 名古屋大学 野依記念学術交流館(名古屋市千種区不老町) [住所] 名古屋市千種区不老町 東山キャンパス http://www.nagoya-u.ac.jp/access/index.html [会場] 野依記念学術交流館 http://www.engg.nagoya-u.ac.jp/access/campusmap.html |
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| 表彰 | 優秀なポスター発表を表彰し,副賞を授与いたします. | |
山本雅基(名古屋大学大学院情報学研究科附属組込みシステム研究センター)
高い文書品質が求められる開発文書の作成は容易ではない。この発表では、AIで開発文書の作成支援する「バイブラインティング」を提案する。バイブラインティングでは、開発者がAIに自然言語で漠然とした指示を出し、それに続いてAIと対話し、開発文書を作成していく。AIに「目次」と「文書品質モデル」を与えることで、AIを用いた高い文書品質の開発文書の作成支援を目指す。
山田竜也 (愛三工業)
弊社のソフト開発部署ではワークショップ形式の文書品質向上教育を実施した。我々のチームでは、リーダーからの指摘数をゼロにすることを目標に掲げ、週次進捗報告書をリーダーが3ヶ月間毎週レビューしフィードバックを実施した。さらに段階的に他者の知見を取り入れる活動を併用し、その結果、初回報告書に比べ指摘数を約90%削減できた。本発表では指摘数の時系列遷移を示し、指摘数減少期に有効だった活動を紹介する。
髙木陽輔 (愛三工業)
愛三工業では、将来のソフト量産開発に向けた品質担保の一環として文書品質向上活動を推進。リーダーが活動を提案しメンバーを育成する体制で複数チームが活動し、互いの活動内容を共有することで組織全体の品質向上を図っている。自チームでは、メンバーの既存文書を用いて生成AIによる定量評価と人による定性評価を組み合わせたハイブリッド文書品質評価を実施。評価結果のフィードバックにより、メンバーの意識改革と文書品質向上を確認できた事例を紹介する。
原秀輔(CKD株式会社)
3月のASDoQ研究会での講演の+αとして、ChatGPTを活用した展示会向けデモ機(競馬ゲーム)製作における成功例・失敗例を紹介します。 画面表示のリッチ化、コードレビュー支援、設計書の逆生成に挑戦した結果や実際に完成した競馬ゲームの展示会での様子など、様々な取り組みの発表をします。
早川浩司(株式会社村田製作所)
ASDoQ文書品質モデルを用いたLLMによる文書品質レビューを検討した。モデル内容をLLMに理解させるためYAMLで構造化し、Markdown化した要件定義書を用いて全品質特性を一括レビューする実験を行ったが、その結果、指摘の重複や文脈誤解、見落としなどの課題を確認した。課題に対して、観点分離や測定基準の具体化といった実務に応用可能な改善策を提示する。
藤田 悠(長野工業高等専門学校)
システム開発文書品質モデルに基づいて生成AIにて文書を評価するとき, その精度を高めるために文書品質モデルの測定項目ごとに問題点を含む例文を情報として追加した. 測定項目の問題点を含む例文は著者が作成し,ChatGPTに測定項目の問題点を見つけさせて正しく指摘された例文とした. また,評価対象とした文書は,問題のある例文を統合して作成した.例文追加による文書評価結果への影響を検討する.
システム開発文書品質研究会(ASDoQ)
システム開発文書品質研究会(ASDoQ)は、システム・ソフトウェア開発における文書品質の定義と改善方法を研究し、提案する団体 です。この一年は、生成AIと文書品質の関係性を中心テーマとし、講演・研究会・サマーワークショップを通じて、AIによる文書品質 評価・改善の実践的検討を進めました。
「システム開発の過程で作成する文書」(*1)に関する「取組み」(*2)
(*1)要求仕様書,設計書,プログラムコメント, テスト仕様書,テスト報告書,バグ管理帳票, 議事録,E-mailなど,あらゆる文書
(*2)書き方の工夫,標準化,帳票,文書体系,レビュー,教育, コミュニケーション,作成プロセス,自動化,AI活用など
次の4点をE-mailでポスター委員宛( secretariat@asdoq.jp )に送ってください.
・ポスタータイトル
・ポスター発表概要(200文字程度)
・著者名と各著者名の所属
・発表者連絡先(発表者名,発表者のメールアドレスと電話番号)
2025年10月21日(火)
応募の採否を申し込み1週間以内に通知いたします.
ポスター発表の費用は無料です.ただし,ASDoQ大会の参加申し込みをして参加費をお支払ください.参加申込みはこちらから.
発表当日に印刷の上ご持参ください.当日の11:30までにポスター掲示場所に掲示してください.ポスターを掲載する範囲は,A0サイズを上限とします.1枚でも複数枚で構成しても構いません.ポスターボードは,マジックテープで貼り付ける仕様です.ポスターボードとマジックテープは,事務局で準備します.
大会前日までに,ポスターファイルを事務局まで提出ください.PDF形式にてお願いします.これは,大会ページにて掲載させていただくためです.参考までに,こちらにて,昨年度のポスター発表におけるファイル掲載の様子を確認できます.
大会前日までに,ライトニングトークのスライドファイルを事務局まで提出ください.これは,第2部17:00 - 17:30のポスター発表 ライトニングトークの時間に,壇上に設置したPCで順次発表していただくためです.PDFまたはPowerPoint形式にてお願いします.1件あたり3分程度を想定していますが,発表時間は発表人数で調整します.
運営側では電源を準備いたしません.ノートPCなどを使用する場合は,各自で電源を確保してください.
システム開発文書品質研究会 ASDoQ大会2025
ポスター担当 藤田 悠(ふじた ゆたか)
TEL:026-295-7079 E-mail: