トピックス

  
投稿日時 2014-05-11 15:37:53 (1793 ヒット)

4月25日に第7回研究会(定期総会)を名古屋大学にて開催しました.

今回の研究会では,今後のASDoQにおける研究の計画と今年度の取組みを提案しました.はじめに,運営委員から会員に対して,中期的な研究計画案と今年度の活動に関する提案がありました.その提案を踏まえて,参加者の皆さんからなる小グループにて討議し,討議結果を共有しました.
 
はじめに,山本雅さんがこれまでに行った活動を紹介し,3月に会員を対象にして行ったアンケート結果を紹介しました.
 
 
次に,アンケート結果を踏まえて,藤田が中期計画と今年度の研究計画を提案しました.
 
さらに,参加していただいた皆さんからなる小グループで,研究の方向性や取組みに対して討議し,意見をまとめて発表していただきました.

 
また,今年度の新たな取り組みとして,「品質定義プロジェクト」と称して会員全体でシステム開発文書の品質を定義するプロジェクトが始まります.
 
そこで,そのプロジェクトに先だって,塩谷さんがシステム開発文書品質の5特性を提案しました.
これまでの作業部会で検討した品質特性や,システム開発に関連する品質特性との関係づけの試みなどを紹介しました.
 
塩谷さんからの提案を踏まえて,参加者の皆さんからなる小グループにて,提案された品質特性に対する意見や,定義された品質特性を利活用する立場からの意見などを討議しました.
 
さらに,各グループで討議した結果を全員で共有しました.
付箋に書きだした意見をグループの代表者が紹介し,注目すべき意見や課題などについて,意見が交わされました.参加者それぞれの異なる立場からの意見を交換でき,それぞれが考える品質が徐々に具体的になってきたように感じます.
 
今年から「品質定義プロジェクト」を開始します.
今回の研究会では,参加してくださった皆さんで討議する時間を設けました. このように,以降の研究会では,「品質定義プロジェクト」の取り組みの一環として,品質定義について検討する機会を設ける予定です.皆さんからの意見をいただいて,研究を進めていく予定です.
 

 


投稿日時 2014-03-26 05:13:34 (1799 ヒット)

 2014年3月14日(金)に,,情報処理推進機構(IPA)にて「ディペンダビリティに関する定期意見交換会」が開催され,ASDoQ代表幹事の山本雅基が出席しました.

現在,ディペンダビリティ(用語定義が必要ですが,暫定的には例えばここをご参照下さい)に対して高い関心が寄せられています.3月14日は以下の団体が参加を要請され,ご都合が付かなかったJASPARを除き全ての団体の代表もしくは代理が参加されました.
 
  • 技術研究組合制御システムセキュリティセンター(CSSC)
  • (一社)JASPAR
  • (一社)TERAS
  • (一社)スマートシステム検証技術協会(SVA)
  • (一社)ディペンダビリティ技術推進協会(DEOS)
  • (独)科学技術振興機構(JST) DEOSプロジェクト
  • (NPO)TOPPERSプロジェクト
  • システム開発文書品質研究会(ASDoQ)
  • 重要生活機器連携セキュリティ研究会(CCDSSG)
  • Japanese Council on Systems Engineering(JCOSE)
  • Software Engineering Method and Theory(SEMAT)
  • (独)産業技術総合研究所(AIST)セキュアシステム研究部門
  • (独)宇宙航空研究開発機構(JAXA)情報・計算工学センター安全・信頼性推進部
  • (独)情報処理推進機構(IPA)
 
会では,各団体の紹介とディペンダビリティに関しての意見交換が行われました.ASDoQの運営委員でもあり,DEOSのD-Case部会を主催されている山本修一郎先生のお名前を,この会において多く耳にしました.
 
今後ディペンダビリティ技術が普及すると,それに関連する技術文書の品質に関心が高まることが予測されます.ASDoQは,文書品質というとらえどころが無い概念を何とか体系化し,ディペンダビリティに対しても貢献していきたいと思います.
(報告 山本雅)


投稿日時 2014-03-17 05:13:29 (1703 ヒット)

 2014年2月27日に東京大学 情報学環・福武ホール ラーニングシアターにて,第5回産業日本語研究会・シンポジウムが開催されました.ASDoQ幹事の塩谷敦子が活動を発表しました.

 ASDoQがシステム開発文書品質に取り組む背景,ASDoQの概要,これまでの成果と現在進行中の活動紹介,そして今後の取り組み予定を発表しました.

 他のご講演者の発表では,招待講演として,特許庁 審査第一部調整課審査基準室 室長 滝口尚良氏が「特許制度における明細書等の役割について」をご講演されました.特許制度において,権利行使上の観点から明細書の解釈の違いによる,裁判所の判断の相違の例を示され,特許文書作成上の留意点や翻訳時の留意点を述べられました. 

 また,産業日本語研究会さんが取り組む対象として代表的な特許文書だけでなく,次のような別種の文書を分かりやすくする取り組みのご発表もありました.

  • 病理診断報告書の分かりにくい記述をコンピュータが処理し易いように構造化する木形式やグラフ形式のご提案(「グラフ形式に基づく文書作成支援」東大 橋田氏)
  • 法令文の論理・形式表現への変換による構造的な書き換えに関する取り組みのご発表(「法令工学の言語処理」北陸先端科学技術大学院大学 島津氏)

 そして,次のようなそれぞれの分野で作成されたライティングのガイドやマニュアルのご紹介もありました.

 さまざまな分野での分かりにくい文書の例を,報告者はたいへん興味深く感じました.そして,それぞれの記述に求められる分野固有の特性はあるものの,表現の構造化や言語処理,また翻訳などにおいても,分かりやすさ(文書品質として重要と言える一つの要素)の観点では,共有できる部分が多いと感じました.

 シンポジウム後に行われた講演者と参加者による懇親会では,マニュアルや設計書の翻訳などで開発文書に関わる方々から,お声がけをいただきました.また,「開発文書は,特許文書などと異なりお役所相手ではないから,文書の品質の規定や標準化はやりやすいのではないか」などとアドバイスもいただきました.

 ASDoQの中でも,会員の皆さんはそれぞれ立場が異なり様々な課題をお持ちです.いろいろな方面での成果や活動も参考にさせていただき,今後もそれぞれの課題に対して共通部分は共に取り組み,議論できる機会を持てれば,と思っています.

講演資料(他の講演者分を含む)

(報告 塩谷)


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