トピックス

  
投稿日時 2016-07-30 18:30:45 (3174 ヒット)

2016年7月29日に名古屋大学にて,第13回研究会を開催し,20名が参加しました.

今回の研究会では,(株)デンソー小島様からご講演いただき,今年度から開始する3ワーキンググループ(WG)の活動を紹介しました.

小島様の講演「PFDを活用したドキュメント再構成による開発プロセスの改善」では,開発文書が次工程で活用されているかどうかを評価して,活用されている部分からなるように開発文書を再構成した事例を紹介しました.記述の重複をなくし,各工程の役割を精査し,USDMにて厳密に表現することで,ドキュメントの品質が向上した結果を示しました.

ワーキンググループのキックオフでは,各ワーキンググループのリーダが,具体的な計画を示しました.

人材育成WGでは,9月15日に名古屋大学にてASDoQセミナーを実施する予定で,それに向けて,教材をブラッシュアップする取り組みを紹介しました.

文書品質モデル活用WGでは,「文書品質モデル活用ガイドブック」の作成を目標に,品質モデルの解説,活用事例などをまとめていく計画を示しました.

良文/悪文作成WGでは,品質モデルを具体的に理解するために,ASDoQが提案した品質分類に従い,良い例文と悪い例文を作成する方針を示しました.従来の人材育成部会で作成してきたTC協会のガイドブックに準拠した例文を,ASDoQの文書品質モデルに分類することから始めます.

9月2日-3日には,ASDoQサマーワークショップを上田市で開催することを計画しています.実際に集まり,WG活動を集中して行いたいと考えています.8月上旬には,案内を出します.

11月4日には,ASDoQ大会2016を計画しており,プログラムを立案中です.今年は,午前中にチュートリアルを行い,ポスター発表も募集します.8月下旬には,案内を出します.

皆さんのご参加をお待ちしております.


投稿日時 2016-04-27 22:57:57 (3183 ヒット)

2016年4月22日に名古屋大学にて.2016年度定期総会・第12回研究会を開催しました.

初めに,山本雅が品質特性モデル構築の経緯や,品質特性モデルの説明,品質特性において,適用するときの課題などを紹介しました.

次に,藤田が,今年度までの活動の位置づけと2016年度の計画,今年度のWGの取り組みを紹介しました.

これまでの活動及び,今年度の計画を踏まえて,参加者が抱えている,文書の悩みや,品質特性を運用したときの問題点などについて,情報交換しました.

最後に,藤田が品質特性を活用した事例として,「可読性」の項目を具体化して,悪文と悪文の修正例を作成した学生教育での活用を紹介しました.

 

引き続き,定期総会を行い,2015年度の事業報告,決算報告,2016年度の事業計画,予算計画を示し,承認されました.

 

本年度は,「良文/悪文作成WG」,「品質特性WG」,「人材育成WG」の3ワーキンググループを立ち上げて,活動を行います.これらの活動は,システム開発文書品質モデル・ガイドブックを作成するための準備として取り組みます.各WGの活動は,まずは,個別のMLを用いて行います.各MLへの登録方法は,後日にお知らせします.


投稿日時 2016-02-25 13:53:24 (3517 ヒット)

 2月12日にASDoQウィンターワークショップ2016を名古屋大学にて行いました.

今回のワークショップでは,今年度にリリースした文書品質特性の活用を考えるために,
文書品質特性の活用事例を紹介していただき,会員が文書品質特性に求めていることや,
文書品質特性を活用するうえでの問題点などを議論しました.
 
はじめに,山本雅基さんがワークショップ参加者および,会員の皆さんからいただいたアンケートから,
「文書品質特性活用において困っていること」,「ASDoQで取り組みたい,取り組んでほしいこと」
について,まとめた結果を紹介しました.
 
 
はじめの発表では,粕渕清孝さんが,
自然言語処理や機械学習などにおける,テキストマイニングの位置づけと,
レビューを品質特性に分類した結果などを紹介しました.
 
次に,藤田が,学生を対象に,設計書を作成させ,プログラミングを通して,
学生自身が作成した文書を考えさせる授業の実践結果を紹介しました.
 
さらに,関連活動紹介として,中村哲三さんが,テクニカルコミュニケーター協会の活動や
シンポジウムの案内を行いました.
 
引き続き,文書品質特性を適用するにあたっての問題点や,行いたい活動などについて,参加者全体で討議しました.
 
適用事例がほしいことや,適用する文書の種類について,測定項目の詳細な説明がほしいなどの要望があげられました.
また,適用したときの問題点として,5特性が完全に独立しているのかどうかなど,測定における問題などについても討議されました.
 
ワークショップにていただいた意見や,アンケートで回答してくださったご要望などをもとに,来年度の活動を進めてまいります.


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