トピックス

活動報告 : 第33回研究会を開催しました
投稿日時 2024-04-06 15:21:54 (153 ヒット)

 2024年3月22日(金)に第33回研究会をオンラインとリアル会場(ソニーシティー大崎)のハイブリッドで開催しました。

 1. 講演~ASDoQ大会2023ポスター発表から~
 「生成AIがもたらすシステム構築の新たな可能性」 井上 祐寛 氏(株式会社クレスコ)
 ASDoQ大会2023で最優秀賞を受賞したポスター発表(「生成AIを活用した、要件定義漏れの予防と品質の向上」)の活動について紹介していただきました。
ChatGPTに要件定義ガイドの情報を与え、要求仕様書の漏れを抽出できるかという実験を行った結果、AIが要件漏れを指摘できることが示されましたが、指摘の精度や量についてはさらなる検証が必要とのことです。
本講演ではこの活動を進める際、生成AIが人に変わって成果物を作成できるのでは?という新たな考えに至り、電動キックボードのライドシェアサービスを題材に生成AIにシステム構築をさせた実験についてお話しいただきました。サービスの概要、役割を設定し、作成を指示するプロンプトを与えることで、機能一覧、画面一覧、テーブル設計、ER図など、一連の成果物を作成することが可能であることを紹介していただきました。生成AIが作成した成果物への評価やより精度の高い成果物を作成する方法の検討が必要とのことでしたが、生成AIが生産性向上に寄与する可能性を示されました。
発表資料はこちらから。
 
2.パネルディスカッション
パネルディスカッションでは、講演者の井上さんとASDoQの粕渕さんとで、開発プロセスの変化、人が果たすべき役割、良い成果物を得るための指示文書などをテーマとして意見交換が行われました。もう一人のパネリストとして、ChatGPTに意見を聞く場面もありました。
また、事前に参加者にお願いしたアンケートの質問に対して、井上さんにお答えいただく場や、その場での参加者からもご意見やご質問も出て、みなさんの興味の高さが伺えました。今後の生成AI活用のヒントになったのではないでしょうか。
 
 
 3.システム開発文書品質モデル改訂活動の報告
次にASDoQの塩谷さんから、システム開発文書品質モデル Ver.2.0のリリース計画、Ver.1.1からの変更点について報告していただきました。
まもなくリリースとなりますので、モデルの活用方法やさらなる改訂に向けて皆様からのご意見をお待ちしております。
 
4.今後のASDoQイベント
以下を予定しております。詳細が決まり次第ご案内しますので、皆さん、ぜひご参加ください。
・6月5日(水)定期総会&第34回研究会 @名古屋大学&オンライン(ハイブリッド開催)
9月6日(金)ー 7日(土)サマーワークショップ @KKR京都くに荘
111(金) ASDoQ大会2024 @名古屋大学 野依記念学術交流館
 

 


投稿された内容の著作権はコメントの投稿者に帰属します。

メニュー

サイト内検索

ログイン

ユーザ名:

パスワード:

次回からIDの入力を省略



パスワード紛失