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活動報告 : 2023年度定期総会・第32回研究会を開催しました
投稿日時 2023-06-17 08:42:53 (1388 ヒット)

 2023年度定期総会および第32回研究会を202366() 16:00からオンライン(Zoom)で開催しました。

1.2023年度定期総会

はじめに、本総会の出席者として、出席者34名、委任状提出54名により本総会の成立条件(会員数の1/2)を満たしていることを確認しました。

続いて、事務局から2022年度の事業報告と決算報告、2023年度の事業計画と収支計画、役員改選について報告しました。各議案は委任状を含む参加者の皆さんにより承認されました。

会員は、総会資料を閲覧できます。[会員メニュー - 活動の記録 - 第32回研究会(定期総会)] をご覧ください。

2.第32回研究会

研究会では、粕渕清孝さん(SCREENアドバンストシステムソリューションズ/ASDoQ運営委員)と山本雅基さん(名古屋大学/ASDoQ幹事)から「ChatGPTを用いた文書品質の向上は可能か」というテーマで講演が行われました。

講演の前半は粕渕さんから、ChatGPTの技術を解説していただきました。発表資料はこちらから。

従来の自然言語処理とは異なるMulti-head Attentionによって構文解析がされていること、OpenAIの独自技術であるPPProximal Policy Optimization)を使用して強化学習を行っていることなどをわかりやすく解説していただきました。

今後の見通しとしては、さらなるマルチモーダル化や推論が可能になること、人間を超える意味理解の実現の可能性など、さらなる進化についてお話しいただきました。

後半は山本さんから、システム開発へのChatGPTの活用に関してお話していただきました。発表資料はこちらから。

ChatGPTを「コパイロット」として使い、要求定義工程でブレスト相手やレビュー相手としてChatGPTを活用し要求仕様書を共同で作成していく方法を、Windowsで動作するストップウォッチアプリ開発を例に、ChatGPTとやりとりを踏まえて紹介されました。

その経験を通じて、ChatGPTの活用を前提とした開発プロセスの構築の必要性を提案されました。その上で、ASDoQ開発文書品質の測定、品質準拠のライティングや校正への活用検討、さらに技術者に要求されるスキルの再定義の必要性なども提案されました。

文書品質に取り組むASDoQは、文章を生成する生成系AIと無関係ではいられません。皆さんとアイディアや事例を共有し、生成系AIとの付き合い方に取り組んでいきましょう。

 

3.オンライン交流会

研究会での議論を踏まえて、生成系AIについて参加者の皆様と議論を交わしました。さまざまな意見や考えが語られ最後まで大変盛り上がりました。ご参加いただきありがとうございました。

 

4.今後のASDoQイベント

以下を予定しております。詳細が決まり次第ご案内しますので、皆さん、ぜひご参加ください。

  ・91日(金)、2日(土) サマーワークショップ @KKR京都くに荘
  ・1027(金) ASDoQ大会2023 @名古屋大学 野依記念学術交流館


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