4月25日に第7回研究会(定期総会)を名古屋大学にて開催しました.
今回の研究会では,今後のASDoQにおける研究の計画と今年度の取組みを提案しました.はじめに,運営委員から会員に対して,中期的な研究計画案と今年度の活動に関する提案がありました.その提案を踏まえて,参加者の皆さんからなる小グループにて討議し,討議結果を共有しました.
はじめに,山本雅さんがこれまでに行った活動を紹介し,3月に会員を対象にして行ったアンケート結果を紹介しました.
次に,アンケート結果を踏まえて,藤田が中期計画と今年度の研究計画を提案しました.
さらに,参加していただいた皆さんからなる小グループで,研究の方向性や取組みに対して討議し,意見をまとめて発表していただきました.
また,今年度の新たな取り組みとして,「品質定義プロジェクト」と称して会員全体でシステム開発文書の品質を定義するプロジェクトが始まります.
そこで,そのプロジェクトに先だって,塩谷さんがシステム開発文書品質の5特性を提案しました.
これまでの作業部会で検討した品質特性や,システム開発に関連する品質特性との関係づけの試みなどを紹介しました.
塩谷さんからの提案を踏まえて,参加者の皆さんからなる小グループにて,提案された品質特性に対する意見や,定義された品質特性を利活用する立場からの意見などを討議しました.
さらに,各グループで討議した結果を全員で共有しました.
付箋に書きだした意見をグループの代表者が紹介し,注目すべき意見や課題などについて,意見が交わされました.参加者それぞれの異なる立場からの意見を交換でき,それぞれが考える品質が徐々に具体的になってきたように感じます.
今年から「品質定義プロジェクト」を開始します.
今回の研究会では,参加してくださった皆さんで討議する時間を設けました. このように,以降の研究会では,「品質定義プロジェクト」の取り組みの一環として,品質定義について検討する機会を設ける予定です.皆さんからの意見をいただいて,研究を進めていく予定です.