村田 珠美(株式会社テックコミュニケーションズ マニュアル・翻訳部 プロデューサー)
【プロフィール】さまざまな業界のマニュアルをはじめ、製品カタログやWeb サイトの制作、UI の改善提案など、使用説明の制作に携わる。また、多言語翻訳や文書作成のコンサルテーション、制作システムの構築などの制作ディレクションや営業推進を経て、現在は使用説明およびドキュメントデザインのプロデューサーとして活動中。 |
【概要】システム開発の需要増加に伴い、ソフトウエアのテストやアウトソーシングの機会が急増しています。これらに共通点するのが、開発担当者以外の第三者の関わり。開発背景や状況を十分に理解していない第三者にとって、文書は重要な情報源。『文書』の品質が、テストやアウトソーシングの成功を大きく左右します。本チュートリアルでは、ライティングの基本を学習したあと、演習を通じて、テクニックを習得していただきます。日常業務に役立つ文書品質向上のテクニックを、ぜひこの機会に学んでください。
古畑慶次(派生開発推進協議会(AFFORDD)/株式会社デンソー技研センター 古畑慶次)
【プロフィール】1988年、(株)デンソー入社。研究開発部門を経て、携帯電話、ナビゲーションのソフトウェア開発に従事。現在は、デンソー技研センターにて研修カリキュラムの設計、及び開発現場で課題解決のための技術指導を手がけている。産業カウンセラー。名古屋大学招へい教員。日科技連SQiP運営委員。南山大学大学院数理情報研究科数理情報専攻在学中。 |
【概要】本チュートリアルでは、要求仕様書の書き方として最近、自動車業界でも注目されているUSDM(Universal Specification Describing Manner)を取り上げます。 ソフトウェア開発のトラブルは、要求仕様書の仕様モレや仕様の誤解が原因であることが多く、適切な要求仕様書を作成することはソフトウェア開発だけではなく、ビジネスゴール達成にも大きな影響を与えます。こうした要求仕様書の作成に有効な手法として注目されているのがUSDMです。 チュートリアルでは、開発における問題と要求仕様書の関係を整理し、要求工学の視点からUSDMの位置づけを明確にします。そして、仕様モレを排除できるUSDMのコンセプト、書き方のテクニックを現場での事例や簡単な演習を通して説明し、その効果と有効性について解説します。USDMを検討されている方、初心者の方にも手応えを感じて頂けるよう進めていく予定です。是非この機会にUSDMの効果を実感下さい。