安倍秀二(パナソニック株式会社 オートモーティブ&インダストリアルシステムズ社 技術本部 機能安全・DR推進グループ)
【プロフィール】1982年松下電器産業(株)入社 電化製品の研究開発・商品化を経て2002年、CMMIを中心としたソフトウェアのプロセス改善を担当。2007年に車載電装品開発部門移動。AutomotiveSPICE、CMMIをベースにグローバルにプロセス改善を推進、2009年からは、ISO26262自動車用機能安全規格のプロセス構築、セミナー講師、社内コンサルティングを担当。 |
【講演概要】車メーカからの高信頼の開発に対して遵守が必要なAutomotiveSPICE、及び機能安全規格ISO26262の紹介とその中で文書化が要求されている内容及びトレーサビリティ要求についての解説を行うとともに、弊社としての取り組みを紹介する。
ディン・ティエン・フゥン(FPTジャパン株式会社)
【プロフィール】FPTソフトウェアで10年間ずっと日本のお客様のお仕事を対応し、日本語通訳、プロジェクトマネージャ、営業等、色々なポジションを経験した。現在、昨年設立されていたFPTジャパンの名古屋営業所のマネージャを就任している。 |
【講演概要】開発文書の品質はプロジェクトの成否にかかわる重要な要素であり、正確な日本語表現により仕様が伝えられれば、開発そのものが成功する可能性は極めて高くなります。これは技術者の技術力よりも重要な要素かもしれません。
本講演では、オフショア・アウトソーシング企業の視点から、日本語にまつわる苦労話、「わかりづらい」文書がなぜ「わかりづらい」かの具体例、期待する「正しい日本語」、などについて紹介させていただきます。
細谷泰夫(三菱電機株式会社通信機製作所)
【プロフィール】主に衛星通信システムに関連するソフトウェア開発に従事。 業務へのアジャイルプロセスの適用は2003年頃から開始。社外活動として、アジャイル関連のコミュニティ活動にも取り組んでいる。 認定スクラムプロダクトオーナ、アジャイルプロセス協議会テスト・レビューWGリーダ、Agile Japan2014実行委員、Agile Tour Osakaオーガナイザ。 著書に「わかりやすいアジャイル開発の教科書」 |
【講演概要】以前は、アジャイル開発宣言において「包括的なドキュメントよりも動くソフトウェアを」と言われていることもあり「アジャイル開発ではドキュメントは書かない」という誤解がありました。現在では、「必要なドキュメンテーションは行う」というのが定説になっていますが、「何が必要なのか?」はコンテキストに依存することもあり明確ではありません。 本セッションでは、自分達にとって必要なドキュメントは何なのか?をそれぞれの現場で考えるときの考え方を説明します。
藤田 悠(ASDoQ幹事/長野工業高等専門学校)
【プロフィール】2009年長野工業高等専門学校 地域共同テクノセンターにて、地域企業と連携した組込みソフトウェアの品質向上を目的とした文書品質の研究に従事する。2012年から同校 電子情報工学科所属。プログラミングなどの授業のほか、開発文書を中心に文書作成力をつけるための教育を検討し、実践している。 |
【講演概要】2011年にASDoQを設立してから3年が経ちました。文書品質に関連する調査をはじめ、用語定義や例文作成などの取り組みを行ってきました。今年度から、品質定義プロジェクトを立ち上げ、ASDoQが考える「システム開発文書品質」の特性と計測方法を提案することを目標に取り組んでいます。品質向上へとつなげていくために研究会全体で取り組んでいる活動の中間発表をします。
モデレータ:山本雅基(ASDoQ代表幹事/名古屋大学)
パネリスト:安倍秀二・ディン・ティエン・フゥン・細谷泰夫・山本修一郎
山本雅基(ASDoQ代表幹事/名古屋大学)
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山本修一郎(ASDoQ運営委員/名古屋大学)
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