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活動報告 : SWEST14(組込みシステム技術に関するサマーワークショップ」)でポスター発表とワークショップを行いました
投稿日時 2012-09-06 04:08:03 (1545 ヒット)

SWEST14は,2012年8月30-31日に岐阜県下呂市で開催され,150名を超える方々が参加されました.

ASDoQは,ポスター発表とワークショップを行いました.
 

1.ポスター発表

ポスター発表では,ASDoQをご存じない多くの方に私たちの活動をご説明できました.開発文書に関心をお持ちの方が多数いることが確認できました.発表資料はこちらから.
 
 

2.ワークショップ

「ASDoQメンバと一緒に『あいまいな日本語表現』を体験しよう」と題して,8月31日(金)14:30~15:50に開催しました.前日の30日には,ASDoQメンバの山本雅,森川,後藤,原田,野村が打ち合わせを行い,接続語に関してそれぞれの経験を話し合い,理解を深めました.
 
31日のワークショップには,30名程度の方が参加しました.ワークショップは20分程度の講義(講義資料はこちら)と,1時間弱の演習からなっています.演習では,3~4名のチームに分かれて,以下の2つの演習課題について話し合いながら模造紙に例文を書いて頂きました(参加者が演習中に書いた例文はこちら).
 

 演習1 要求仕様書と設計書で使用する可能性がある他動詞を思いつき,
            必須格が欠落したあいまいな文と,あいまいではない文の例を書く.
           他動詞の必須格を書くという具体的にあいまいさを排除する方法を学ぶ.

演習2 複数の意味にとれる論理接続語として「ために」と「また」を取り上げて,例文を考える.
            これらの接続語を安易に使用すると十分に考えない論旨展開を増長し,好ましくないことを学ぶ.

 

次の写真は,演習風景です.ASDoQメンバが各チームを巡回し,アドホックに議論をしています.

 
最後にいくつかのチームに発表していただき,全員が共有しました.非常に興味深い意見交換もできました.例えば,「ために」と「ので」の使用について,次のような議論がありました.
 
実は,講師は「接続語は複数の意味を取ることができる.それを理解し,その上で,あいまいさを排除するように記述すべきである」と最初に述べました.そして,その一例として,「ために」は目的と帰結の論理的な接続時に使用できるので,あいまいさを生む可能性(ほとんどの場合,意味を理解すれば誤りませんが)があることを指摘しました.そこで,「ために」を目的の時だけに使用して,帰結の時には「ので」を使うことを推奨しました.これに対して,参加者は,「ために」と「ので」を比べると,後者は平易な話し言葉のようであり,前者の方が格調が高い書き言葉のように感じられる.そこで,文書には「ために」を使用した方が良いのではとの指摘がありました.このように自ら考えることは,この演習の目的であり,ありがたく思いました.今回講師は,論文でも「ので」が使用されていることを指摘し,平易で紛れない開発文書を書くために「ので」を積極的に使用しようと,コメントしました.
 
演習を通じて,参加された皆さんは「日本語表現のあいまいさ」について,理解を深めていかれました.ある参加者の方は,あいまいさの排除に留まらず,「わかりやすい文章を書く」技術に関心を示されていました.
参加者の皆さんが大変真剣に演習に取り組まれました.この演習を企画して実施したASDoQメンバにも,様々な気付きがありました.ありがとうございました.

 


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