11月9日に第2回研究会を開催しました.会員29名(ウェブ参加2名を含む)が参加しました.概要は次のとおりです.
日時:2011年11月9日(水)13:00-18:00
場所:名古屋大学 東山キャンパス 情報基盤センター 会議室
共催:名古屋大学 大学院情報科学研究科 附属組込みシステム研究センター
長野工業高等専門学校 地域共同テクノセンター 寄附研究部門 制御システム開発研究部門(ミマキエンジニアリング)
--------------------------------------------------------------------------
1.発表
「開発文書品質の研究と課題-長野高専寄附研究部門での取組み-」
背景説明:山本雅基(名古屋大学),塩谷敦子(イオタクラフト)
発表:藤田悠(長野工業高等専門学校)
ASDoQの代表幹事である山本雅基と幹事の塩谷敦子が,開発文書との関わり・ASDoQ設立に至る経緯と,開発文書の課題を,それぞれ発表しました.次に,ASDoQ幹事・事務局長の藤田悠が,文書診断に関する研究と教育について発表しました.
2.作業部会の取組紹介
現在,活動している3部会から,状況報告がありました.そして,それぞれの活動内容に関する質疑と討議を行いました.
ロードマップ部会
開発文書品質の研究課題の整理と研究のロードマップ策定に向けた取り組みの状況を報告しました.
用語定義部会
部会で取り組む内容や活動の進め方を報告しました.部会では,(1)ASDoQで用いる用語の定義,(2)文書技術の整理,(3)定義すべき用語の選定指針と定義指針の作成,の3項目に取り組む予定です.状況報告の後,参加者全員で定義すべき用語の洗い出しを進める中で,作業方法に関する討議を行いました.
人材育成部会
部会活動の目的と目標を発表しました.主な活動として,具体的な製品を想定した開発文書を作成し,開発文書品質を模索しながら,文書を修正し改訂していく活動を行う予定です.開発文書の題材に関して討議しました.
また,ある会員から,所属する企業での状況とそこで進められている開発文書品質に関する取り組みの紹介がありました.そして,課題解決の方法が,ASDoQが進める課題に適合しており,それを部会活動の中で進めていける旨の確認がなされました.