システム開発文書品質研究会 (ASDoQ)
第33回研究会【2024/3/22(金):ハイブリッド】開催のご案内
今回の研究会では、開発文書に関連する生成AIの最新動向の情報をご提供し、その影響について議論します。また、ASDoQが継続的に行っている文書品質向上のための活動を報告します。
ASDoQ大会2023で最優秀賞を受賞したポスター発表(「生成AIを活用した、要件定義漏れの予防と品質の向上」)に焦点を当て、その内容とその後の活動について詳しくご講演いただきます。
さらに話題を発展させて、生成AIが開発文書品質に与える影響に関してパネルディスカッションを行います。
また、システム開発文書品質モデルの改訂活動の報告を行います。
ハイブリッド形式で行いますので、ご都合のよい参加方法でご参加ください.
日時:2024年3月22日(金)15:00 - 18:00
場所:ハイブリッド
(1)現地:ソニーシティー大崎 会議室 https://www.sony.co.jp/corporate/map/
(JR大崎駅南改札口 新西口より徒歩2分)
【地図】https://maps.app.goo.gl/bZFcze6Bi6P4qQYE6
(2)オンライン(ZOOM)
「ASDoQ第33回研究会受付確認メール 」にて通知したミーティングのURLに接続してください.
対象者:ASDoQ会員,入会を検討している方
参加費:無料
出欠登録締切:3月14日(木)
◆研究会 プログラム
1.オープニング 15:00-15:05
2.講演~ASDoQ大会2023ポスター発表から~ 15:05-16:05
「生成AIがもたらすシステム構築の新たな可能性」
井上 祐寛(株式会社クレスコ)
【概要】
生成AIは、業務効率化などのビジネスへの影響と同様に、システム構築にも大きな影響を与えています。
ポスター発表では、要件定義における抜けや漏れを検出するために、大規模言語モデルを活用する試みが行われました。これは、人間の成果物に対する不備を防ぐための取り組みでしたが、最近では、成果物そのものを生成AIで作成する動きも出てきています。
生成AIの活用は、システム構築のあらゆる工程に影響を及ぼし、従来の仕事の形を大きく変える可能性があり脅威であると同時に大きなチャンスでもあります。
本講演では、ポスター発表の成果と、システム開発における生成AIの活用状況と展望について述べます。
【プロフィール】
株式会社クレスコ入社後、銀行向けシステムなど数多の開発にリードエンジニアとして従事。後に自社ソリューションとなる統合認証システムの基礎を独力で開発するなど、アイデアと技術でクレスコを牽引する。技術研究所での機械学習研究を経て、人工知能を強みとする部門に異動。現在はテクニカルエバンジェリストとして企業が持つ業務課題へのAI適用に関するコンサルティング、機械学習に関する技術支援及び、金沢工業大学 客員准教授、執筆、講師など社外でも精力的に活動中。著書「Pythonで学ぶ『AI・数学・アルゴリズム」(2023年6月、日経BP)、「自分で作る深層学習フレームワーク」(日経ソフトウェア2022年7月号〜2023年7月(連載)、日経BP)など。
【配布資料】
配布資料
3.パネルディスカッション 16:20-17:20
「生成AIが開発プロセスに与える影響と文書品質の重要性」
井上 祐寛・粕渕 清孝・ChatGPT
【概要】
生成AIの進化がソフトウェア開発プロセスに与える影響と、その影響が文書品質にもたらす変化について、今後の展望を探るパネルディスカッションを行います。AIの台頭により、ソフトウェア開発プロセスは自動化の方向へ向かうと予測されます。この自動化により、開発文書の作成やコード生成など、従来は人の手によって行われていた作業がAIによって代替される可能性が高まります。
こうした状況下で、人が果たすべき役割や、AIからより良い生成物を得るために必要な指示文書や入力文書の品質とは何かを考察します。
4.報告 17:20-17:50
「システム開発文書品質モデル改訂活動の報告 ―Ver.2.0の発表」
塩谷 敦子
【概要】
システム開発文書品質モデル Ver.2.0をリリースします。新設した品質特性や副特性を紹介し、Ver.1.1からの変更点を解説します。
【配布資料】
配布資料
5.クロージング 17:50-18:00
◆現地懇親会
参加費:5000~6000円
◆研究会の出席確認
研究会への出欠(出席/欠席)を以下のフォームからご連絡ください.