トピックス

  
投稿日時 2015-09-07 11:52:29 (2729 ヒット)

8月27日,28日に行われた「組込みシステム技術に関するサマーワークショップ(SWEST)」にて, ポスター掲示とセッションを実施しました.

ポスター発表では「システム開発文書品質特性 Ver.1.0をリリースしました」と題し, ASDoQの活動紹介と,システム開発文書品質モデルを紹介しました.SWESTというワークショップの性格上,参加者はメーカーやソフトウエア企業所属の社会人の方から学生さんまで,多くの方にASDoQのポスターを見ていただきました.お話をさせて頂いた多くの企業の方が,開発プロセスに従って業務をされており,「文書品質」という考え方に関心をお持ちでした.

セッションでは『システム開発文書の品質を考えよう』と題してグループワークをしました. 初めに,システム開発文書品質モデルの概要を解説しました.

次に,品質モデルをふまえて,4グループに分かれて, 参加者各々が意識している文書品質や文書の書き方などを意見交換したり, サンプル文書を対象に,不適切な文書表現などを抽出したりしました. グループごとに,上がった意見や抽出事項などを,ASDoQの品質特性に分類して,品質モデルを活用しました.

分類する品質特性に迷うことや,複数に当てはまるものがあったなど,測定に関する課題を確認したり,求められる文書品質の傾向を見て可視化を体験したりできました. 最後に,各グループで討議した結果を全体で共有して,セッションを終えました.

これをきっかけに,文書の品質を可視化したり, 文書の品質を高めるヒントを得ていただけたのであれば嬉しいです.


投稿日時 2015-07-12 15:07:34 (11726 ヒット)

2015年7月3日に名古屋大学にてASDoQ第11回研究会を行いました.

はじめに,山本雅さん5月に発表したシステム開発文書品質モデルの概要を,その時の資料を用いて紹介しました.

次に,システム開発文書品質モデルの適用例を発表しました.
はじめに,小林さんが,文書品質の可視化への試みに対して,システム開発文書品質モデルを適用した事例を紹介しました.これまで,ツールを用いた文書品質の可視化に取り組んできており,人手によって評価できる品質に対して,システム開発文書品質モデルを用いた事例を紹介しました.

小林さんが発表する様子

次に,山本雅さんが,大学で実施する教育へ品質モデルを使用した事例を2件紹介しました.
一つは,社会人に対して実施するNEP公開講座での事例です.レビューでは「完全性」が重視されすぎ,「可読性」「理解容易性」が軽視される傾向があるので注意が必要であることなどを教育しているとのことです.もう一つは,enPiTという学生教育で,計画書や設計書を書くことが困難な学生に対して,それらの「完全性」を考えさせることや,見本を真似させる取り組みを紹介しました.

山本雅さんが発表する様子

最後に塩谷さんが,社会人を対象にした教育事例を紹介しました.
事前に,ドキュメンテーション,ドキュメントレビューなどの講座を受講している企業技術者に対し,そのフォローアップ研修の事例として,2日間の教育を行った事例を紹介しました.文書を診断した結果による症状から改善計画,教育計画を立てて,指導を進める取り組みや,出張報告について,教育前と教育後で効果測定を行う取り組みなどを紹介しました.

塩谷さんが発表する様子

引き続き塩谷さんが,品質モデルを使った演習を行いました.参加者は,文書スキルアップのための取り組み計画を品質モデルにしたがって作成し,各自持参した文書をチェックして,それぞれの取り組み項目に対する評価を行いました.

ASDoQは,今年度システム開発文書品質モデルの適用をさらに進め,計測にも取り掛かります.
ぜひ,皆様の適用例や計測データ,また文書品質向上の活動をご紹介ください.


投稿日時 2015-04-25 08:23:56 (2579 ヒット)

4月17日にASDoQ定期総会・第10回研究会を名古屋大学にて開催しました.

本会では,2015年度総会を行ったのち,第10回研究会として,昨年度,品質定義プロジェクトとして取り組んできた,システム開発文書品質の第1版を紹介し,その利用方法について演習を通して意見交換しました.
 
はじめに,2015年度定期総会として,昨年度の事業報告・決算報告,2016年度の事業計画・収支計画,役員改選について提案され,承認されました.
 
続いて,「システム開発文書品質特性Ver1.0」を運営委員が紹介しました.
 
山本雅が「システム開発文書品質特性Ver1.0」を紹介する様子.
 
これに対して,参加した会員から,評価方法や品質説明文に対して,改善の意見が出されました.
 
次に,提案した品質特性を用いた活用例を紹介して,文書サンプルを対象にして,会員自ら評価する演習を行いました.さらに,その評価した結果を持ち寄り,グループで意見交換しました.
 
グループ1の討議の様子
 
グループ2の討議の様子
 
グループ3の討議の様子
 
各グループで討議した話題を代表の方から紹介していただきました.
その中で,実際の開発現場に適用するヒントが得られたという意見や,本品質特性と既存の規格類との対応を確認したいなどの意見が出されました.
 
後日,「システム開発文書品質特性Ver1.0」を公開する予定です.活用した事例や,活用した結果に基づく改善提案をいただきたいと考えています.


« 1 ... 10 11 12 (13) 14 15 16 ... 26 »

メニュー

サイト内検索

ログイン

ユーザ名:

パスワード:

次回からIDの入力を省略



パスワード紛失